内容説明
ドイツから遠く離れた東アジアの地に暮らすドイツ人は、本国と異なる状況下でどのようにナチズムと向き合い、いかにそれを信奉していったのか。公文書や当事者へのインタビューなどから、「ドイツらしさとは何であったか」を明らかにしていく。
目次
第1章 ドイツ商人と東アジア
第2章 東アジアのドイツ人学校
第3章 東アジアのドイツ人社会とナチズム
第4章 ナチ的な統制と地域性
第5章 日本のドイツ人社会とナチズム
第6章 GHQ占領下の「ナチズムの清算」
著者等紹介
中村綾乃[ナカムラアヤノ]
1976年、兵庫県生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(人文科学)。2005年から2007年まで、日本学術振興会海外特別研究員として、ベルリン工科大学反セム主義研究センターへ派遣。現職、日本学術振興会特別研究員(お茶の水女子大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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