出版社内容情報
射影空間の幾何学を通じて,線形代数から幾何学への橋渡しをすることを目標とし,その過程で登場する代数幾何学の重要な諸概念を丁寧に説明する。〔内容〕線形空間/射影空間/射影空間の中の多様体/射影多様体の有理写像
内容説明
本書では、射影空間の幾何学を通じて、線形代数から幾何学への橋渡しをすることを目標とする。
目次
1 線形空間(体;線形空間と線形写像;2次形式 ほか)
2 射影空間(アフィン空間;射影空間;射影空間の位相 ほか)
3 射影空間の中の多様体(アフィン代数多様体;射影的代数多様体;超曲面 ほか)
4 射影多様体の有理写像(射影;有理関数;有理写像 ほか)
著者等紹介
川又雄二郎[カワマタユウジロウ]
1952年東京都に生まれる。1977年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院数理科学研究科教授・理学博士
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感想・レビュー
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葉
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ここらへんが現状の自分の限界である。この代数学をやっておらず、抽象線形空間論を授業で少しやったくらいの自分では所々しかわからなかった。射影空間の基礎をもっと簡単な本を読んでからもう一度読み直すとする。正直悔しい。証明方法もそれ程難しい感じはしなかったが、要所要所のルールがわからない。春に多様体を皆でやるらしい。2014/12/15
hiraku-m
0
記述が簡潔すぎて一人で読むには大変。ゼミで読んだけどそれでも大変。コックス・リトル・オシーの本や射影幾何、代数幾何の読みやすい本を座右に読むといい。2010/01/18