出版社内容情報
本書は、ディジタル技術に必須な基礎となっている暗号技術や符号化の方法を学び、代数学の考え方をどのように応用するかが分かりやすく解説されています。煩雑な計算についても、数式処理ソフトScientific NotebookやMaple、MuPADを活用しているので、てこずることはありません。高校数学程度の知識があれば、十分理解できるように構成されています。内容としては、とくにデータセキュリティとデータの保全の問題に焦点が当てられ、それらを数学的に処理する興味深い方法が学べるようになっています。本書の手法は、実用の場面で幅広い利用が考えられるものとなっています。
第１章
目次
整数と数式処理
コード
ユークリッドの互除法
暗号
誤り訂正符号
中国剰余定理
フェルマーの定理とオイラーの定理
公開鍵暗号
有限体
誤り訂正符号
高度暗号標準ＡＥＳ
多項式アルゴリズムと高速フーリエ変換
