哲学教科書シリーズ<br> 論理トレーニング

哲学教科書シリーズ
論理トレーニング

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784782802052
  • NDC分類 116
  • Cコード C3310

内容説明

本書の全体は四つの部分に分かれ、第1部では、ある程度のまとまりの議論を、とくに接続関係と指示関係に注意しながら分析するトレーニングを行なう。第2部では、議論の構造の中でとくに論証に関わる話題を取り上げる。第3部では、さまざまな論証のタイプの中で、もっとも厳格な、演繹を扱う。第4部では、もう一度視点を議論全体へと向け、実際の討論や論文において必要とされる技術を検討する。大人数の講義向けの教科書何ごとかを解説した本ではなく、トレーニング用の教本である。

目次

1 議論の流れ(順接の論理;逆接の論理 ほか)
2 論証(論証の構造;論証の評価 ほか)
3 演繹(否定;条件構造 ほか)
4 議論を作る(批判への視点;論文を書く)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田氏

17
増補改訂された新版が出てはいるが、そのおかげでこの旧版は、学生(当時)の書き込みだらけのものがどこのブックオフに行っても底値で買える。まあ、異例のロングセラーであることからも良本であるのは確かなので、ちゃんとお金出して新版を買うのがお勧めではある。練習問題の充実した教科書だけど、読み物としても面白く読める。とくに巻末注なんか、エッセイのごときぼやきや呟きに溢れていて。ただ、練習問題の回答例が少ないため(新版ならそうでもない?)、質問・相談できる相手のいない独学者の身分で読むには、疑問の解消手段がなく悩む。2021/12/31

オランジーナ@

3
旧版なので練習問題の解答が少ない。やっぱり高いけど新版買わないと駄目ですね。2016/11/07

TST

1
文章などの長文を論理的に理解、主張するためにのトレーニングをまとめた一冊。数学で出てくる背理法や帰納法、ド・モルガンの法則なんかも出てくるので、論理的理解の為には基礎的な数学的思考がやはり重要だということが分かる。文章における論理的構造の分解という点において、ここまで丁寧な本は少ないのでは。何周かする予定だが、今回は練習問題はそこまで深く解かなかった。改訂版は練習問題が多いとのことで、これから買われる方はそちらをどうぞ。2022/05/18

yakisamako

1
教師がこのテキストを読み解説しながら教えてもらえたら最高だろう。放送大学の日本語リテラシーを見て興味を持った程度の認識の自分には難しかった。練習問題の答えがわかっても説明が出来ない。過程や理由を明確に説明出来ないもどかしさ。言語力の不足。ただわからないなりにも感じる面白さ。今まで曖昧に流していた接続詞の重要さ。最初は読み方すらよくわからなかった演繹。間違えても繰り返し読み解くことで理解を深め、論理的思考力を育めるのではないだろうか。手元に置いて何度も読み返したいテキストだと思った。2021/12/02

えちぜんや よーた

1
本書を読む前に数学の論理式を予め学習することをおすすめします。私はこれをさぼったためけっこう流し読みになってしまいました。スンマセン。2011/06/04

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