内容説明
わが国の企業の相次ぐ不祥事…。いまの日本の経営で最も欠如している「ビジネス倫理」。21世紀、これからの経営においては、企業のトップからボトムまでが、この「ビジネス倫理」を常識として身につけておかなければ、企業の存続は危ういものとなることは、最近の事件からもよくわかる。本書では、この分野で最先端を行くアメリカの研究成果や事例も盛り込みながら、わが国にあった「ビジネス倫理学」を体系化する。企業人向けのみならず、大学テキストとしても最適。
目次
第1部 はじめに(ビジネスの倫理学とは)
第2部 理論としてのビジネス倫理(規範理論としての倫理;倫理的利己主義とリバータリアニズム;功利主義と費用・便益分析;義務論;正義論)
第3部 実践としてのビジネス倫理(議論のための倫理から実践の倫理へ―アリストテレスの徳倫理;従業員関連の倫理;顧客関連の倫理;地域社会の倫理;国際ビジネスの倫理)
第4部 制度としてのビジネス倫理(企業内制度;民間支援制度;公的支援制度)
著者等紹介
梅津光弘[ウメズミツヒロ]
慶応義塾大学専任講師。応用倫理学、企業倫理学専攻。1957年生れ。慶応義塾大学文学部卒業、シカゴロヨラ大学大学院博士課程(企業倫理学)修了。Ph.D.
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