出版社内容情報
「薬を頼りにするな」――脳内伝達物質のバランスを食物によって回復し、うつ病や自閉症を根本から治す、その理論と実践方法を公開!
内容説明
うつ病や不安障害など、心の病は脳内の神経伝達物質のインバランスによって発生する。薬を服用すれば症状は改善するが、薬には副作用がある。脳に恒久的なダメージを与えてしまいかねない。薬に頼らない治療法はないものか―。本書は、心の病を正しい食生活、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸をうまく摂取することで治す「分子整合精神医学」という方法を紹介する。なぜフライドポテトはダメなのか?なぜ精製白パンよりもライ麦パンのほうがいいのか?健全な精神は健全な食事でつくる。
目次
第1章 うつ、不安、キレるは食事が原因だった(心の病は神秘的なものではなく、脳という臓器の問題である;脳は食物でできている ほか)
第2章 脳の快適運転のためにブドウ糖を安定供給する(ブドウ糖は脳のガソリンだ;血糖値の乱高下で気分が不安定になり疲れる ほか)
第3章 アミノ酸こそが心を創る物質である(脳内を伝達物質がかけめぐることで心が発生する;心を生化学的に理解する ほか)
第4章 心の病を治す1―不安障害の原因と対処法(抗不安薬では治らない不安;不安障害を退治する新しい方法 ほか)
第5章 心の病を治す2―うつ病の原因と対処法(心のかぜ、うつ病は怖い;興奮性伝達物質の枯渇は、原因の一つにすぎない ほか)
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年北海道・函館生まれ。東京薬科大卒業。シティオブホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。薬学博士。アメリカで遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で精神や心のはたらきを物質レベルで解析し、脳と身体を最適状態にする栄養素を研究する。1999年の著作『脳と心をあやつる物質』(講談社ブルーバックス)では、心の病と伝達物質を関係づける統一理論を提示した
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi