出版社内容情報
【解説】
統計学がいかに歴史があり広範にわたり使われていたかを,歴史上の人物を例に挙げて紹介。統計の考え方のみならず世の中の見方をも教示する。
【目次】
プラトンと知の不確実性・世界最古の複式簿記書の著者―パチョーリの確率論・ロイズ保険組合の歴史・ケインズの確率
内容説明
本書は、数学を好まない読者に配慮し、また、視野をできるだけ広く、歴史的にも地域的にも人物的にもワイドに題材を求めた。
目次
はじめに 統計学の歴史は人間のドラマ
第1章 プラトンと知の不確実性
第2章 世界最古の複式簿記書の著者―パチョーリの確率論
第3章 地球はどの程度の楕円体なのか―ボスコビッチの統計計算
第4章 19世紀、社会物理学を提唱したケトレー
第5章 回帰分析の父―ゴールトン
第6章 ロイズ保険組合の歴史―ヒースの積極経営
第7章 ケインズの確率論
第8章 統計の先達としてのナイチンゲール
第9章 杉享二と日本初の人口統計調査
第10章 森鴎外と統計訳字論争・脚気病研究