宮沢賢治から無名の先人まで、東北で語り継がれてきた人々の姿を軸に、東北土着の歴史を浮かびあがらせる。民衆史の第一人者が、東北復興の思いを込めて編んだ、東北民衆史 ...

... 民主政治を見てきた者の傲慢なエリート意識とみるか、その両者のコンプレックスとみるかは、馬場辰猪への評価の分かれ目となろう。私は辰猪のこうした態度を単なる傲慢とも民衆蔑視とも思わない。むしろ、民権家や人民への愛ゆえにこそ彼は焦立っていたの ...

戦後史学史と自分史を通して 色川大吉, 芳賀登, 齋藤博 207 色川の民衆史と地域史の見解は、『民衆史の発見』(朝日選書、一九八四年二月)、『民衆史-その一〇〇年』(講談社学術文庫、一九九一年十一月)に明快に述べられている。なお『著作集』には「著者 ...

... 史研究,その視点」)『信濃毎日新聞」 I 地域民衆の希求した自由と民権粘り強い地租軽減運動(原題「地域再発見地租改正」)強引な町村合併(原題「地域再発見町村合併」)ある分村運動(原題「地域再発見ある分村運動」)木曾谷出身の啓蒙思想家武居用拙(原題 ...

35周年記念論集。古代・中世・近世・近代と続く、民衆史概念の再検討を課題に、清新かつ豊かな“民衆像”の再構築を検証、考察する!15篇の書き下ろし論文を収録。

... 民衆社会と習俗の文明化」筑摩書房、一九九二年)に拠りつつ、近代成立期の日本 ... 発見」はそのとおりなのだが、あわせて長与の古典の読みかえをみるべきである ... 史』晶文社、一九九四年、参照)。 3 「衛生」の誕生と「国民国家」創出を関連づけようと ...

... 史は社会学と同様の研究アプローチを取れるはずである。このような理由から、上記の表現を使用している。またその前の「既存 ... 民衆史観という用語を使用しなかった理由は、佐々木潤之介が指摘しているように、民衆史が「民衆ないし民衆世界を研究対象と ...