内容説明
科学史をひもときながら、要所となるポイントを解説し、それを身近な実験で体験する。実験イラストでまるごとわかる物理の基本。
目次
第1章 力学の探究(アリストテレスの運動論と落下運動;ガリレオの功績と運動論の発展 ほか)
第2章 熱の探究(熱とはなにか?;気体分子の運動 ほか)
第3章 光の探究(光の直進性と屈折;光の粒子性と波動性 古典編 ほか)
第4章 電気の探究(静電気の時代;静電気の性質 ほか)
第5章 流体の探究(層流と乱流;静止流体 ほか)
著者等紹介
渡辺儀輝[ワタナベヨシテル]
1966年、北海道生まれ。北海道大学大学院地球物理専攻を修了し、現在は市立函館高等学校物理教諭、公立はこだて未来大学非常勤講師を兼務。平成17年度日本物理教育学会より学会賞である大塚賞、平成19年度文部科学大臣優秀教員表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
1
中高生のときに読んでおきたかった。ベルヌーイの定理の解説や、間違った使われ方はためになった。2016/12/10
オランジーナ@
1
計算もあれば良かったかな~エジソンVSニコラはドン引き。2015/06/04
HAGANELLICA
0
物理って、いろいろなんですね2017/05/26
ふーた
0
最後の章の流体は確かに中学・高校では触れられない範囲なので色々知識を吸収できたと思います。慣性質量の実験は以前大学の授業で発表したら結構人気があって良かったです。付箋は12枚。2014/05/16
fukky
0
物理にしろ化学にしろ、科学って間違ってきた人々の歴史の上に成り立っているものなんだなあって改めて思いました。学校では「××の法則」とか、「○○の公式」とか、いきなり出てきて、『覚えておけばいいんだよな』という勉強方法が一般的だけど、その法則や知識が一般化するためには多くの科学者たちの間違った歴史があるわけで、そういう背景を知ると「なるほどそう考える方が合理的なんだ」って見方も大きく変わるんだよなあって思わせてくれた一冊でした。2012/04/08