内容説明
政治に翻弄され、司法に突き放されてきた戦争の犠牲者たち。戦後補償の観点からは画期的な「シベリア特措法」だが、課題はまだまだ残されている。抑留者の子や孫の世代にまで残る悲しみを見つめながら、歴代の政治・行政・報道の姿勢を問い、課題解決の可能性を探る。
目次
第1章 「シベリア抑留」とはなにか
第2章 シベリア特措法六五年目の成立
第3章 特措法の課題
第4章 パンドラの箱
第5章 遺族たちのシベリア抑留
著者等紹介
栗原俊雄[クリハラトシオ]
1967年生まれ。東京都出身。89年早稲田大学教育学部中退、94年同大学政治経済学部政治学科卒、96年同大学大学院政治学研究科修士課程修了(日本政治史)。同年、毎日新聞入社。横浜支局などを経て現在、東京本社学芸部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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