磯崎新建築論集〈6〉ユートピアはどこへ―社会的制度としての建築家

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286060
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0352

内容説明

近代化の進展に伴い建築におけるユートピア像は解体し、建築のテーマも拡散した。官僚組織によって計画された「都市」が、民間資本による「投機」と結びついて「大都市」化し、更に電子情報革命を経て「超都市」の時代へと変成する過程で、建築家の型や手法はどのように変化したのか。現代世界のカオス的状況と地球大での社会システムの変容を見すえ、建築のあり方と建築家の職能を批判的に考察。文化としての、思想としての建築の可能性を問う挑発的問題提起。

目次

1 近代国家の建築家―テクノクラート・アーキテクト(一九五〇年の梁思成と丹下健三)
2 ユートピアがまだあった頃(フーリエの「ファランステール」(アソシエーショニズム)
レオニドフの「太陽の都市」(コミュニズム)
テラーニの「ダンテウム」(ファシズム))
3 ユートピアに翻弄された戦後日本(八田利也の「小住宅設計ばんざい」(コンシューマリズム)
神代雄一郎の「巨大建築批判」(コモディフィケーション)
宮内康の「建造物宣言」(ラディカリズム))
4 ユートピアが死んだ頃(“建築の解体”症候群―主題の不在)
5 現代社会の建築家―システム・アーキテクト(建築=都市=国家・合体装置;“都市”はアーキテクチュアか)

著者等紹介

磯崎新[イソザキアラタ]
1931年生。東京大学大学院建築学博士課程修了。建築設計事務所磯崎新アトリエ主宰。世界各地で建築・都市の設計に携わり、展覧会を開催。国際的な建築競技設計(コンペ)の審査委員を務める。英国王立芸術院・米国芸術文学アカデミー名誉会員。建築家であると同時に、芸術家、批評家、思想家として横断的に活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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dubstepwasted

1
関東大震災から3.11の部分面白かった2014/02/03

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