内容説明
21世紀最初の新型インフルエンザが登場した。警戒された強毒型ではなかったが、それでも依然流行が続いており、予断を許さない。社会はパンデミックにどう備えるべきなのだろうか?パンデミック宣言も出た今回のケースから学ぶべきことはなにか。行政は?メディアは?私たちの心構えは?いざというときのための必携本。
目次
1 各種インフルエンザと新型インフルエンザ
2 世界史上最大の新型インフルエンザ―スペインインフルエンザ
3 今世紀初の新型インフルエンザA(H1N1)
4 最も恐れられてきたH5N1鳥インフルエンザ
5 新型インフルエンザとパンデミック・インフルエンザ危険度(フェーズ分類)定義
6 新型インフルエンザ対策
7 公衆衛生学的対策
8 個人的感染予防対策と発病した場合の対応
9 実践的感染予防対策
10 国とマスコミからの適切な情報発信
11 新型インフルエンザをめぐる国際的課題
著者等紹介
外岡立人[トノオカタツヒト]
1944年生まれ。医学博士。専門は小児科学・公衆衛生学。1969年北海道大学医学部卒業、79年から81年まで、ドイツのマックス・プランク免疫生物学研究所に所属。帰国後、市立小樽病院小児科部長を経て、2001年より2008年まで小樽市保健所長。05年1月よりウェブサイト「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
21
新型インフルエンザ:新たに人から人に伝染する能力を有することになったウイルスを病原体とするインフルエンザ(9頁上段)。今後の問題点:責任者と責任官庁を明確にする必要がある(28頁上段)。新型インフルエンザは発熱が主症状。感染した可能性があり、発熱した場合、保健所に連絡をとり、指示を仰ぐ(61頁上段)。2016/01/14
naopyuru
0
今騒いでいるインフルはH1N1で豚インフルなのね。ほんとのパンデミックに向けた危機管理の練習?2009/11/16
nhy
0
1時間で読める内容なので、為政者、マスコミ関係者に、まず、読んでもらいたい2009/09/27