超激辛爆笑鼎談・「出版」に未来はあるか?―中央公論買収の裏側、三一書房ロックアウトの真相

超激辛爆笑鼎談・「出版」に未来はあるか?―中央公論買収の裏側、三一書房ロックアウトの真相

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795237445
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0000

出版社内容情報

<主な内容>中央公論社はいつから駄目になったのか、嶋中行雄とはどんな人物なのか、諸井薫と「婦人公論」リニューアル、原価計算無視の本作り、「マリ・クレール」の興亡、老舗出版社はなぜ苦境に立たされるのか、岩波書店と河出書房新社、三一書房のロックアウトはなぜおきたのか、マガジンハウスはどこへいく、講談社はなぜ強いのか、教養と思想のある編集者とは?、職人的編集者はなぜ消えたのか、再販制が出版界を駄目にした

第一章 中央公論社、身売りの真相
第二章 三一書房はどこへ行くのか
第三章 出版社の生き残り戦略
第四章 再販制が出版界をダメにした

いま出版社はそうとうひどいことになっている。本が売れない。雑誌も売れない。しかもその理由は長引く不況のせいばかりではなさそうだ。(略)本が売れないのは本自身に問題があるのではないか。雑誌が売れないのは雑誌がつまらないからではないか。世間を騒がせる話題の本がないわけじゃない。ミリオンセラーも相変わらず出ている。だけどなんだかぐっとくる本がない。本好きを自認する人々を唸らせるような本が少ない。次の発売日が待ち遠しくなるような雑誌もあまりない。いま、出版社は自壊し、自滅しようとしているのではないか。そんなところに二つの事件が起きた。読売新聞社による中央公論社の買収と、三一書房のロックアウトである。(略)この二つの事件と、その背景にある歴史をじっくり眺めれば、今の日本の出版界が抱える問題が見えてくるのではないか。(略)幸い、編書房の周辺には格好の人材がいた。フリーライターの井家上隆幸さんと、スーパー・エディターの安原顕さんである。井家上さんは三一書房の黄金期を同社の編集者としてすごした経験がある。安原顕さんは中央公論社で、『海』『マリ・クレール』の編集者として活躍した。二人に二つの事件を語ってもらえれば、一般の報道だ

1998年の師走。売れっ子評論家・フリーライターのお三方に編書房に集まっていただき2日間、のべ12時間にわたる白熱した議論を展開したもらった。時に、罵詈雑言大会となり、こんな過激な本を出しても大丈夫かと悩みに悩んで出版した。面白い!と絶賛された編書房の自信作。

内容説明

異端児三人が、中央公論社の身売り、三一書房ロックアウトの真相から、出版社・大手取次・書店・再販制等々の弊害につき徹底批判、その処方箋を語った全出版・マスコミ人、全ビジネスマン必読の書。

目次

第1章 中央公論社、身売りの真相(中央公論社はいつからダメになったのか;70年代の中公は儲かっていた ほか)
第2章 三一書房はどこへ行くのか(三一書房のロックアウトが起きた理由;三一書房の歴史 ほか)
第3章 出版社の生き残り戦略(こんどの活字離れは違う;『別冊宝島』と宝島社 ほか)
第4章 再販制が出版界をダメにした(再販制と委託配本制の問題点;再販制維持一色の出版界・新聞界の異常 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

siomin

0
1999年の刊行で、この時代から出版の危機が語られており、再販制度や書籍の供給過多など問題点がこの本のなかで挙げられているけど、業界内でこれといって改革されていないのに、それでいて今でもいちおうは業界として維持されているのは不思議な気がします。安原が中央公論社の内情を暴露しているのが興味深く、これだけ社内が混乱していたらそりゃ会社が維持できなくなりますね。2018/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/115753
  • ご注意事項

最近チェックした商品