絵はがきの時代

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762743
  • NDC分類 693.8
  • Cコード C0070

内容説明

近代の視覚技術を集大成したメディアとしての絵はがき。その誕生から、旅行と蒐集、消印と投函、ピンポンとの意外な関係、爆発的日本ブームまで。手彩色、透かし絵、3Dなど稀少品の数々を紹介しながら世界の絵はがき史をふりかえり、メディアと身体との関係に新たな光を投げかける。

目次

漏らすメディア
絵はがきの中へ
旅する絵はがき
アルプスからの挨拶
あらかじめ失われる旅
わたしのいない場所
透かしは黄昏れる
セルロイドエイジ
一枚の中の二枚
カードとディスプレイ
ミカドとゲイシャの国
カール・ルイスの手紙
シカゴみやげ
洪水と空白
色彩と痕跡
画鋲の穴

著者等紹介

細馬宏通[ホソマヒロミチ]
1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学)。滋賀県立大学人間文化学部助教授。専門はコミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

2
19世紀末から第一次世界大戦期にかけて流行した「絵はがき」というメディアを取り上げ、その歴史や当時の熱狂、絵はがきを通しての身体やコミュニケーション論にまで話題は及ぶ。郵趣の一分野を知るつもりで読んだが収集やエクリチュールについて思いがけず深く語られているのが良い。元々の持ち主や差出人が自分とは隔たっていたり不明であったりするものの魅力について腑に落ちた。2019/01/29

3mada

0
知性でもって積み上げた舞台、その上で妄想がはじまる。おもしろい。2010/04/20

いちはじめ

0
絵はがきを通して読み解く近代。切り口の面白さだけでなく、教えられることの多かった刺激的な論考2006/11/11

ちょーのすけ

0
「旅する絵はがき」の項が一番良かった。リスボンの古書店での著者のコレクターとしてのたしなみは見事2008/09/23

げんげ

0
使用済み絵はがきに書かれた文字や画鋲穴から、あれやこれやを妄想しています。2008/08/04

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