一色一生

一色一生

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784763082121
  • NDC分類 753.04

出版社内容情報

第10回大佛次郎賞受賞。新しい発見を重ねる毎に書き溜めた自然との交流。美しい感動的な随筆集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅葱@

46
【十五夜読書会10月参加本】読友の文さんよりのお勧め本。文春文庫版『一色一生』は若いころからの大切な一冊です。しかしながら文さんの云う「求龍堂刊の単行本、紬織り作品の写真。一見静かに見える、青い炎の熱さ」がずっと気になっており図書館から借りてきました。これなのですね。写真とエッセイの両方に染まっています。一色を求めて生きること。無心に織ること。そのひたすらの道に感銘を受け、我が道も振り返り、生きる意味を考えたり。どんなに苦しくとも求めた道を歩いてきた志村ふくみさん。ますますのご活躍をお祈りいたします。2014/10/08

めろんラブ 

46
志村ふくみ。大正13年生まれ。染織家、エッセイスト。紬織人間国宝(ウィキペディアより)。大佛次郎賞受賞の本著は、主にエッセイと講演記録から成っています。谷崎ですか?三島ですか?いいえ志村です、って位の美文、麗文。ご自身の専門分野である「色・糸・織」についての描写たるや・・・絶句です。芸術に深く深く耽溺した人生。そう歩ませた血の濃さ。あまりに劇的な家族との縁。ノンフィクションの力、ここに極まれり!街の喧騒から離れた宿で、できれば鮮やかな紅葉、あるいは雪の降り積もる景色を眺めながら読み耽りたい逸品。2010/11/24

文庫フリーク@灯れ松明の火

33
『永遠の0』『壬生義士伝』私のなかで特別な作品。『一色一生』はこの2冊と並び、さらに読み深めたいと云う意味では越えた存在。著者は志村ふくみさん(女性)染織家。染める、は草木染めをイメージして頂ければ。ジャンル的にはエッセイとなるが・・職人にして芸術家の文。とても私の感想など及ぶものではない。コメント欄3〜4個使い本文を載させて頂く。本来の縦書きが横書きとなり、ルビ振れないため絣(かすり)とふりがなさせて頂いたので本物の味を損ねているが・・・予備知識なしに、厳しく審査する目でお読み頂ければ幸いです。2013/05/25

文庫フリーク@灯れ松明の火

23
『一色一生』その4(その1からお読み頂ければ幸いです)返却本を持って図書館を訪れた際、本棚に見当たらず一度は諦めかけた。検索して頂いた所、在庫有り。この時点で必ず手にできる、と根拠の無い自信。寄贈本であった為研修室の棚に。整理番号頼りに職員の方と二人がかりで探すが見つからず。何度も見なおした棚から、日焼けして背表紙のタイトルが見えにくくなった『一色一生』発見まで30分。この作品講談社より文庫化されており、単行本も新装改訂版が出ている。両方注文済み。コメント欄にてタイトル由来を。2013/05/25

文庫フリーク@灯れ松明の火

20
『一色一生』その3(その1からお読み頂ければ幸いです)志村ふくみさんはこの『一色一生』で大佛次郎賞を受賞され、90年 紬(つむぎ)織の技能で人間国宝に。しかし回想記読むとその人生は苦難の道としか言いようが無い。夫と別れ、幼い子供二人を養父母に預け、お金も無く染織の道に踏み込んだのは32歳の時。木工の黒田辰秋氏の工房を訪ねた際の回想をコメント欄へ書きます。2013/05/25

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