内容説明
黒潮と照葉樹林の国、大隅・日向。ここに生きる人びとは、温暖な気候からの恵みと自然の猛威を共に受け入れて、独特の生業と文化を育んできた。伝統を重んじながら新しい地域づくりを行なってきた南国の歴史を描き出す。
目次
1 日向路を歩く(日向の地理と風土;歴史の路を歩く)
2 日向・大隅の歴史(古代・中世の日向;藩領の成立―居付と転封;近世民衆の生業と社会;海に生きる;山に生きる;地域の統一をめざして―宮崎県の成立)
3 日向・大隅の文化と人づくり(文化の交流;藩校と人づくり;郷土を支えた人びと;郷土の偉人たち;大隅・日向の歴史と日本史)
著者等紹介
安藤保[アンドウタモツ]
1941年生れ、65年九州大学卒業、現在九州大学大学院人文科学研究院教授
大賀郁夫[オオガイクオ]
1960年生れ、84年九州大学卒業、現在宮崎公立大学人文学部助教授。主要著書に『宮崎県の歴史』(共著、山川出版社、1999年)『宮崎県史 通史編 近世下』(共著、宮崎県、2000年)
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