県民100年史<br> 熊本県の百年 (新訂版)

県民100年史
熊本県の百年 (新訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 390p
  • 商品コード 9784634274303
  • NDC分類 219.4

内容説明

今こそ知ろう、明治・大正・昭和、揺れ動く時代を生きた人々の歴史。熊本には、甚だ開明的な側面と極めて封建的な側面とがあった。熊本の近代で、両者はあらわに対立し合いからまり合った。その様相が見事に、そして平明に書かれている。

目次

1 近代熊本の開幕(肥後の維新;文明開化と熊本の民衆)
2 民権運動の展開と挫折(民権運動の胎動;西南戦争と民衆;自由民権運動の展開;地租改正と殖産興業政策;自由党・国権党の激突と不敬事件)
3 資本主義の発展とその矛盾(日清・日露両戦争と熊本;大陸問題への関心;教育の発展;『熊本評論』と大逆事件;花開く熊本文化)
4 大正デモクラシーと熊本(第一次世界大戦と県経済の明暗;政党内閣の成立と社会運動の展開;新教育運動と文化;社会の灯)
5 大恐慌と社会不安(農業恐慌;弾圧の嵐のなかで;地域教育と地方文化)
6 十五年戦争下の熊本(満州事変から日中戦争へ;国民精神総動員運動と菊池精神;太平洋戦争と戦時下の暮し)
7 あらたな出発(戦後社会の混乱と復興;経済の近代化と社会)
8 高度経済成長の明暗(怒りは燃えて;「砦に拠る」;「苦海浄土」;熊本県の課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HH2020

4
調べもののために図書館より。ひとからげにして言うのは適切でないとは思うが、熊本県がなぜこれほどの超保守王国なのか、頑固で融通の利かないもっこすの県民性がいかにして形成されてきたのか得心した。九州の中心都市に成り得る諸条件を有していながら福岡に完璧に敗れ去ったのも道理なのである。熊本は私の生地ではないがルーツの地なので忸怩たる思いである。2017/11/03

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