丸善ライブラリー<br> ボリス・エリツィン―一ロシア政治家の軌跡

丸善ライブラリー
ボリス・エリツィン―一ロシア政治家の軌跡

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  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784621052341
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0231

内容説明

一度失脚したにもかかわらず、不死鳥のように蘇った男。心臓病を抱えながらも大統領再選を克ちとり、クレムリンに君臨し続ける政治家、エリツィン。なぜ、彼はゴルバチョフよりも人気が高いのか。現ロシア最高指導者の権力獲得と権力操縦の秘密とノウハウを明らかにする。

目次

プロローグ ゴルバチョフとの比較
第1章 人民主義者としての台頭
第2章 民主主義の旗手
第3章 移行の困難
第4章 エリツィンの変貌
第5章 議会との闘い
第6章 国家主義の影響
第7章 権力の固執
第8章 エリツィン時代の黄昏
エピローグ ポスト・エリツィン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomfeb

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良書。著者及び引用を用いた評伝によればエリツィンには確固たる政治テーゼはなく、多数の政治家と同様に権力の追求に腐心する人物であった。ゴルバチョフ憎しのエリツィンはベロヴェーシ合意を成立させ、ゴルバチョフ「ソ連」大統領を政治の世界から引きずり降ろした。この行動が民主主義への情熱(民主主義は制度を含みそれはロシア大統領の権力さえ弱化する)からではないことは、その後のエリツィン政治が権威主義的になったことから理解できる。ソ連を崩壊させたのはエリツィンであり、それは必ずしも純粋な動機に駆られてではなかったのだ。2017/04/23

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