目次
オイラーに遡る
オイラーの数学
概念と存在
普遍的な言葉
無限という表象空間
実証的な数学
三つの流れ
無限を経由して
ヨーロッパ的なもの
Dasein(ダザイン―存在)
抽象数学
無限概念の形成
無限への模索
数学の許容範囲
直観と存在〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
木村すらいむ
0
志賀先生が、複素解析幾何学が専門の斎藤先生と対談する本。志賀先生の「斉藤さんだって、いまオイラーを見直しているでしょう。見直すことによって現代数学の高みを実感しているわけでしょう。学問というものは常にそういうものだと思うんです。ところが、教育はそれを捨てたわけです。ぼくは、それが非常に大きい欠陥ではないかと思う。」という強めの発言が印象に残った。”見直すことにより学問が深まる”ということはなんとなく考えていたことだが、ここまでしっかりと強い確信と思えていないので、少し考えてゆきたい。2014/01/17
ipusiron
0
1999/4/17読了