出版社内容情報
四肢なき悲しい運命を克服し,日本のヘレン・ケラーと謳われた女史の感動の生涯と信仰の記録。女らしい抒情豊かな筆致で力強くつづる自伝文学の白眉。
内容説明
二歳の秋突然襲った脱疽のために両手両足を失った著者が、悲しみ苦しみの体験をつきぬけて到達した人間愛と生きる意味を語る感動のヒューマンドキュメント。
目次
第1部 いのちの珠(流れる手足;学校に行けない子;母の再婚;光も失う;見世物小屋へ;厳しい興行師の手に;結婚;病いの夫を抱えて;大震災の中で;新しい夫;光の人、ヘレン・ケラー;芸人暮らしと訣別;手足無き女の日常生活)
第2部 光を求めて(蓮月尼;幸福の華は心に;仏心;悩みの涯に;悲願成就)