壊れるほど近くにある心臓

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309015361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ああ、僕等は互いを抱き潰してしまうに違いない。三人で創り上げる、完全なる幸福のかたち…17歳で衝撃のデビューをはたした大学生作家による文芸賞受賞第一作。

著者等紹介

佐藤智加[サトウトモカ]
1983年、愛知県名古屋市に生まれる。現在、大学一年生。2000年十七歳で、「肉触」が第三七回文芸賞優秀作となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃこ

10
どこで知った本だか思い出せないくらい前から読みたいと思っていた。退廃的で灰色の日々。モノクロ調の世界感だが、作中劇からの後半の展開についていけなかった。展開というほど展開してもいないんですが。リズムを大事にしているのだろうけど、多様されるカタカナ語の意味がわからない。。文章は美しいが、いまひとつ。美しく冷たい石膏でできた天使像のような姉弟の浮世離れした屋敷での暮らしぶりをはじめ、絵になりそうなシーンが多い。17歳でデビューした著者が大学1年で書いた二作目が本作。2003年刊行。2016/07/18

Tomo

2
文体が美しいが滑らかに読み進められない。センテンス同士が自己主張をしあって喧嘩をしているようで少々疲れる。しかし文体は美しい。流麗。 終盤から理解できなかった。どこまでが劇?2011/10/14

みやぎ

1
家に閉じこもって暮らしてる姉弟たちは『ずっとお城で暮らしてる』っぽくてそれだけで完結してる感じがそれはそれで良いんだけどその他の登場人物が好きになれない。作中劇もどうなるのかと思ったら急に場面転換するので、おいマサキとツワッペンどこ行った。ってなる。2020/06/12

1
内容を全く覚えていなかった為再読。前作は好みだったが、此方は残念ながら響かなかった。働かず養われて好きに生きられて、其れでも不満だなんて、結構なご身分だなァ、と思ってしまう程度には自分は狭量だ。2016/10/05

ぽん

1
狂気なのか正常なのか境目がわからないような深さがなんだか美しいと感じた。まだ納得できないところもあるから読み返したい。2012/01/24

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