E=mc2―世界一有名な方程式の「伝記」

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152086495
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0042

内容説明

アインシュタインがノーベル賞級の業績を矢継ぎ早に発表した「奇跡の年」、1905年に生まれ、2005年に生誕百周年を迎えるE=mc2の成り立ちとその意味を平易に、しかも方程式を人間に見立てて伝記を書くように解説した、ユニークなポピュラー・サイエンス。

目次

第1部 誕生(一九〇五年、ベルン特許局)
第2部 E=mc2の先祖(エネルギーのE;=(イコール) ほか)
第3部 若かりし頃(アインシュタインとE=mc2;原子の内部へ ほか)
第4部 成熟期(先手、ドイツ;ノルウェー ほか)
第5部 時間が果てるまで(太陽の炎;地球をつくる ほか)

著者等紹介

ボダニス,デイヴィッド[ボダニス,デイヴィッド][Bodanis,David]
オックスフォード大学で長年科学史を教える。シカゴ生まれで、現在はロンドンに在住

伊藤文英[イトウフミヒデ]
1958年生。大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士前期(修士)課程修了。英米文学翻訳家

高橋知子[タカハシトモコ]
甲南大学文学部卒業。英米文学翻訳家

吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業
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感想・レビュー

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背古巣

29
アインシュタインの特殊相対性理論の根幹を成すこの式。難しい数式での説明はほとんどなく、わかりやすく且つ面白かったです。「伝記」ということで、この式の生い立ちから現在の応用に至るまでの物語でした。アインシュタインがこの式に100年以上前にたどり着いていたことにびっくりです。ただ、一番知りたかったことは知ることが出来ませんでした。期待していただけにその点だけは残念でした。2018/04/16

Tadashi_N

19
一つの公式に関わる科学的真実とドラマ。名誉欲は、どこでもあるらしい。2021/04/28

tom1969

19
E(エネルギー)とは、2乗とは、そこで、E=mc※2が始まる。当初は、アインシュタインでの展開だが、どうしても原爆にたどり着く。原爆により、町のmとcが無効化されEがゼロになる。時代と運命のいたずらであってほしい。そして、この方程式は宇宙へ展開される。(読みやすかった)2016/11/04

手押し戦車

11
宇宙にある物質は燃え尽きたり凝縮したり粉々になるが結合したり別種の物質となり再結合し総質量は一定で何かを取り去っても同じ領域内の別の物質がその穴を埋める鉄が錆びても重さは変わらない。獲得した質量に相当するエネルギー量が失われる事で収支バランスが保たれる。エネルギーを最大に使い切る公式は存在しても石油は100億分の1、原発は1000万分の1しかエネルギーを使えていない残りは大気の藻屑となっている。経営でも人の強みの1%しか活かせていない。試行錯誤で強みを出せる方法を見つけ出して行く様に科学も日進月歩だ!2014/09/07

9
読み終わったばかりでどのような感想を書くべきか、頭の整理がついていない。E=mc2という世界で最も有名だけれども難解な「式」の伝記。タイトルは物理学のようでありながら、その中身は研究者が社会や政治に翻弄されつつも世界を解き明かしていく様を描いた群像劇であった。以下整理できていないが感じたこと。 - 物理界で女性が果たした役割のなんと大きいことか。多様性の価値が垣間見える - E=mc2の理論が原爆技術へ昇華され、広島・長崎へつながっていく章は、心穏やかに読むことはできなかった - 教養としては一読の価値有2023/11/15

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