中公新書<br> カツオ一本釣り―黒潮の狩人たちの海上生活誌

中公新書
カツオ一本釣り―黒潮の狩人たちの海上生活誌

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121010216
  • NDC分類 664.63
  • Cコード C1230

内容説明

初春から秋口にかけて、カツオが北上してくる。黒潮の狩人たちの季節だ。南方海域から日本近海、北海道沖まで、彼らはナブラ(魚群)を求めて駆け巡り、釣り上げる。その海上生活と釣りの実際はどのようなものか。生餌積み込みのテクニック、ハイテク機器の威力、一本釣りの名人芸、浄めの儀礼、オカとの交流―気鋭の社会学者が伝統の漁法の現実と背景をつぶさに観察し、魚と汗のにおいのなかに黒潮の狩人たちの世界を活写する。

目次

プロローグ 一通の手紙に誘われて
第1章 出港と生餌積み込み
第2章 ナブラ探し
第3章 カツオ釣り
第4章 カツオ漁船での信仰
第5章 情報のなかのカツオ漁船
エピローグ 帰航と水揚げ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プラス3

2
カツオ船に乗った後に読んだから、理解が進む。内容はちと旧いけど、ほとんどこの本に書いてある通りだった。2013/05/30

カリスマ予備校生

1
タイトルに一本釣りされて購入。1991年のカツオ一本釣り。現在はさらにハイテク化が進んでいるんだろうか。暗号通信を人の手でやっているところに時代を感じた。 生餌の積み込み、ゲン担ぎなどいろいろと面白いことを知れた。漁師たちに感謝。 なおあまり文章はうまくない印象を受けた。2016/09/20

しんしん

1
1991年のカツオ一本釣り漁船に乗り込んで取材したドキュメンタリー。 目視でナブラを探す様子や、縁起担ぎの様子なども詳しく描写されている。 近代の民俗学。2016/06/10

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
☆×4.5…今日カツオを食べました(笑)まさにタイムリーな本でしたね。著者が体を張って一本釣りの船に乗り込んで記録した本。スラングが出てきますがやさしく解説していますので読みやすいです。驚いたのはカツオオンリーで釣っているわけではないということ。売り上げの都合、と言うのがあるみたいですね。 今もカツオと言う恵みを与えてくださる方にただただ感謝です。2011/06/22

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