内容説明
年下の画家・章司と暮らす和実は、たまたま見かけた異端の天才画家エゴン・シーレの作品「哀しみの女」に、自分の未来の姿を予感する。そして、彼女は、モデルであり画家の愛人でもあった女の薄幸な人生に、自分の運命を重ね合わせていた…。ウィーン世紀末の画家とモデルとの退廃的な関係を現代に重ねて、男の野心と女の愛を描く大人のための恋愛小説、ネオ・シティ・ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみえ
9
男って身勝手だな。何が良家のお嬢様と結婚だ、腹立つ。身を引く主人公の気持ちはどうなる!泣かないで凛として生きることは大変すぎるし可哀想。2018/11/20
Taito Alkara
7
「哀しみの女」の哀しみが心の奥深くに詰めよってくるよう。どんよりとした雰囲気が最後まで覚めないのだが、決して読後感が悪いわけではない。読んでよかったとおもう。2017/05/18
N.Y.
3
切ないけど、強く生きてる主人公に感動。2014/08/05
なんと
1
88/08/25 ¥2802015/12/23
マスオ
1
再読。2015/05/11