内容説明
喫茶店の片隅から動いていく時代を眺め、街角に立って現在を感じる。ジャガーXJ6やチェロキー・ジープのステアリングを操り、深夜醒めている思考を巡らし、時には旅の空の下で休息をとる。―軽快なフットワークと軽妙な語り口で〈流されゆく日々〉を鮮やかに照らし出す。「トーキング・クロニクル」第1弾。
目次
敗戦後の上野動物園にいたもの
わびしい季節にはいってきた
ロシア将校はなぜ長靴に凝るか
長嶺ヤス子のフラメンコを観る
「バルカンの星の下に」を想う
野坂昭如氏と「ベルばら」見物
写真ってものは面白いなあ
犬や猫のことあれこれ
頭痛がするときのLP
前立腺をだます方法
色っぽい映画が見たい
わが青春のストリップ
ヒゲのドロンはいいですよ
雪の北海道で檀さんを偲ぶ〔ほか〕