講談社現代新書<br> ’89・東欧改革―何がどう変わったか

講談社現代新書
’89・東欧改革―何がどう変わったか

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  • サイズ 新書判/ページ数 265p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061489950
  • NDC分類 302.3
  • Cコード C0231

内容説明

東欧に吹き荒れた変革の嵐。「連帯」の力は一党支配に風穴をあけた。ベルリンの壁は崩れ、独裁者チャウシェスクは処刑され、民衆が歴史を変えた。激動の過程を跡づけ展望した同時代ドキュメント。

目次

序 東欧に何が起こったのか
1 ハンガリーの改革
2 ポーランドの改革
3 東ドイツの改革
4 チェコスロヴァキアの改革
5 ブルガリアの改革
6 ルーマニアの“革命”
7 ユーゴスラヴィアの改革

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

56
こちらも再読。1990年初めに東欧専門の研究者がやっていた学習会の成果を緊急出版のように出した本で、多くは80年代後半の各国の政治的動きを追っている。南塚先生の序章以下は当時の気鋭の学者たちがコンパクトにまとめており、巻末の年表も役立つ。ルーマニアに関しては「革命」としてルポ形式でその劇的変化を記述している。またユーゴスラヴィアについては主にチトー死後の分裂の序章段階について書かれているが、コソヴォのアルバニア問題がスロヴェニアに火を付けていく様子が見て取れる。無論そこには東欧の激変が大きく影響している。2023/12/20

たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!

1
「改革」の嵐が東欧に吹き荒れ、どのような変革が起きたか。変革とは言っても国ごとに違って歴史が学べる。2024/05/11

たけふじ

1
1989年の壁の崩壊以降の東欧に何が起きたのか。ハンガリーやポーランドのように自由化を求める野党勢力がペレストロイカの勢いに乗り、国民の支持を得ながら政権交代にたどり着くパターン。いわゆる東欧革命のイメージがこれだが、本書は他にも途中までは国家中心の改革を行ったブルガリア、ソ連から独立した形で改革を進める旧ユーゴなどの類型を提示する。共通して言えるのは、共産主義権力の腐敗であり、それを糾弾する自由主義勢力もまた一枚岩ではなかったということである。本書のあと、それぞれの国家がどう変遷するかもまた面白い。2015/11/17

miyake927

0
「連帯」の力は共産党の一党独裁とロシアの専制支配に風穴を開け、ベルリンの壁崩壊へとつながった。2011/02/12

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