講談社現代新書<br> 書斎―創造空間の設計

講談社現代新書
書斎―創造空間の設計

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061488502
  • NDC分類 002.7

内容説明

書斎は、頭脳を映しだすミクロスコープ。読んだり書いたり、考えたりする現実世界からの避難場所だ。机が一つ、本棚一つの個室、ハイテク書斎でグローバル・アクセス、図書館と喫茶店は快適読書室、長い通勤時間も活用次第…など、27人の創造空間―書斎を紹介する。

目次

書斎史話(海野弘)
書斎の条件(赤瀬川原平)
書く・読む・遊ぶ大きな机(秋山さと子)
書斎懐疑派の告白(荒俣宏)
記憶装置としての袋(安野光雅)
思えばどこでも我が書斎(石井潔)
おウチは、私の仕事場です(上野千鶴子)
定点観測・分散書斎は無駄か?(荻昌弘)
混沌の中で(奥本大三郎)
書斎との結婚と離婚(きたやまおさむ)
実用品としての書斎(呉智英)
消える部屋(黒井千次)
走る書斎で夢を見る(佐々木真)
眼球運動的書斎術(杉浦康平)
最も理想的な書斎(関曠野)
三つの仕事を交互に(妹尾河童)
頭脳と精神(谷川浩司)
Is this in stock?(東後勝明)
書斎から世の中がよく見える(西江雅之)
炬燵の部屋こそ我が書斎(広松渉)
気分は“孤島漫画の主人公”(古川タク)
わが書斎から離陸する(正木鞆彦)
いまは“居間”書斎(村崎芙蓉子)
頭の中に古本屋がある(森毅)
進化する書斎(山根一真)
幻の書斎と現実の書斎(山口昌男)
怠け者に書斎は無用(料治直矢)
ある私的書斎学(渡辺武信)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

6
1987年刊。当時活躍中の文化人業界人が自らにとっての書斎について語る一冊。書斎論はえてして自分語りになりがちで、一部ものすごく嫌らしい文章がありますが、呉智英さん、杉浦康平さんあたりはさすがに視角が面白い。まだ30代だった上野千鶴子さんが情報カードについて熱く語っているあたりも時代を感じます。2018/07/26

keepfine

2
87年のエッセイ集。ノウハウや実用性よりも論者の書斎に対するイメージや構えに関する記述が多い。それゆえ読み手としては自由な発想がしやすく、どのような書斎を構築したら良いか大いに参考になる。一例として狭さと広さを兼ね備えた書斎が提唱されているが、このアイデアを心理面と物理面に分け四象限図式で整理してみた。次々にアイデアが湧いてくる良著だった。2017/10/08

keisuke

0
現在とは乖離した事も多かった。とくに、IT関係。書斎に関して、様々な人の意見が書かれていた。結構、電車の中が私にとって書斎ですと答えている人が多かったのが意外でした。でも、たしかに言われてみれば自分もそうかもと思いました(笑)2013/02/12

おらひらお

0
1987年初版。著名人の書斎や書斎に関する考え方を紹介する本であるが、少し古いため、現在と乖離した部分もある(機器関係等)。書斎が物置にならないようにしないといけませんね。今度は一般の人の書斎のあり方を見てみたいです。2010/06/05

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