感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
「マルクスの痛ましい例から、将来を予言しようとすることが、どんなに危険であるかを学ぶことができます。どんなに透徹した予言をもひっくりかえす新しい、予期しない要因がかならず発生するものです。たとえば、マルクスはかれが知っていた十九世紀半ばごろの資本主義が、今日見られるような、ひじょうに異なった混合経済に自然的に発展するなどということを夢想だにしなかったでしょう。また、階級の差別がかれが予言した革命によって取り去られるよりも完全に、自然の発展によって取り去られるということは、マルクスは考えも及ばなかった」2018/09/07
讃壽鐵朗
1
外国人の日本史理解の深さに驚いた