出版社内容情報
組織に従属せず，個性を生かす「公私融合」をキーワードに，あらゆる仕事の基礎となる基本思想と技術を考える．職場環境の変化に対応できる職業能力を高め，厳しい時代を生き抜くための方策を提案．
内容説明
「公私融合」をキーワードに、組織に従属せず、個性を生かす「技」の鍛え方、情報の扱い方、技術の伝え方など、あらゆる仕事の基となる基本思想とその技術、そして職場環境の変化に対応できる柔軟な職業能力を習得する手法を考える。厳しい時代をしなやかに生き抜くための実践的な仕事術を提案する。
目次
１ 公私融合の勤労（生き抜く者の仕事術；公私融合の勤労）
２ 仕事術（手の技術；縁の技術；知の技術；育む技術；創造的な仕事術）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴーまん
2
真面目に仕事をされてきた経緯を踏まえ、仕事をする中で大切なことが語られている。様々なツールがあるが縁を大切にすること、後輩を育てるには体験をさせる必要があること、熟練したベテランはその人の中に説明書を持っている、それを具体化・文章化すること、始めは公私が分かれていると思うけど、それを融合させるぐらい努力し常に改善する工夫をすることの重要さが書かれている。確信的なことは書かれていないが、真面目な印象を受け、努力することで成功することが分かる。2014/04/27
アルゴン
1
★★★★ 絶対的基礎技術やかんな屑などの教わる側の姿勢・手法と、手を貸さないなどの教える側の姿勢・手法が参考になりました。ハウツーかと思いきやなかなか奥が深い。2015/02/15
まゆみり
1
30年働いてきたけど、今後どのように仕事や人生を展開していけばいいのか悩んでいる。後輩を育てることが一つの役目であるとは思う。2013/02/24
茶幸才斎
1
職業としての仕事をしながら、ボランティアや市民活動などの社会的な仕事で自己の確立を図る生き方を推奨している本。第一部で、筆者はこれを「公私融合」という言葉を使って説明し、実践者の事例を紹介している。えらく高い理想が掲げてあるなぁ、とビビってしまった。第二部では、こうした質の高い生き方をするために、職業としての仕事の能力をいかに養っていくかが書いてある。仕事を自分のモノにしつつ絶えず現状のやり方を越える努力をすべしとか、人を育てるのも仕事だとか、その主張には納得だが、やっぱり私には少し敷居が高い感じがした。2010/10/23
うりぼう
1
まじめな本です。岩波なんだから当り前か。2005/05/14
