内容説明
プラトン、ニーチェ、フロイト、ベンヤミン、ド・マン、デリダ、紀貫之、野田秀樹…ごくあたりまえの一見ニュートラルな言葉がすでにして社会的であり政治的なのだ。
目次
1 真理とポリティクス(法の真理は説得できるか;『絵葉書―ソクラテスからフロイトへ、そしてその彼方』をめぐって―二〇〇七年九月八日に開催された日仏哲学会「デリダ追悼シンポジウム」での発表)
2 「同一性」をめぐるポリティクス(「ドイツ的」とは何か?―ニーチェと国民的同一性;フロイトとユダヤ的なるもの―居心地の悪さを巡る考察)
3 20世紀芸術のポリティクス(「アウラの喪失」の意味―クラーゲスの思想から見たベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』;ポール・ド・マンと二人のコラボラトゥール)
4 「日本」をめぐる言葉とポリティクス(野田秀樹における対話的想像力―言語・生命・対話;日本、そのもう一つの―貫之の象徴的オリエンテイション)
著者等紹介
岩野卓司[イワノタクジ]
明治大学法学部准教授
若森栄樹[ワカモリヨシキ]
獨協大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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