目次
第1部 反応拡散現象としての出生力低下(歴史的な出生力の低下は、社会経済的な諸条件の変化に合致していない;初期拡散説の展開;どのように出生力は低下するか―説明すべき現象の特徴とは;拡散現象の観察とそのモデル化の試み;拡散は夫婦の子ども数選択の周囲に依存した“ゆらぎ”から生ずる;反応拡散方程式モデル;係数の確定―反応拡散系のデータからの検証;2次元の反応拡散と係数が定数であること、そして進行波)
第2部 拡散仮説を現代と過去から検討する(現代の出生力の低下と「拡散説」;出生力低下の起源への歴史学的探求;反応拡散の始まり;結論;Appendix)
著者等紹介
池周一郎[イケシュウイチロウ]
1961年新潟生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学博士課程単位取得、日本学術振興会特別研究員。現在、帝京大学文学部社会学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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