Minerva人文・社会科学叢書<br> 英国福祉ボランタリズムの起源―資本・コミュニティ・国家

Minerva人文・社会科学叢書
英国福祉ボランタリズムの起源―資本・コミュニティ・国家

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623063215
  • NDC分類 369.023
  • Cコード C3336

内容説明

福祉の源流から見えてくるもの―人間の生活の質を向上させる自発的な活動、その歴史から今後の福祉のあり方を探る。

目次

近現代イギリスにおける福祉ボランタリズム―重畳するフィランスロピーの歴史
現代チャリティ法制の一起源―慈善信託法(1853年)の長い制定過程にみるイギリスの自由と統治
第1部 営利とフィランスロピー(チャリティの倫理と資本主義の精神―19世紀に登場した“5%フィランスロピー”;企業福祉と社会福祉―ラウントリー父子の実践)
第2部 共同体への志向(模範の工場村と公共制度―地域社会における社会改良と階級間の調和;ロンドン住民の健康と帝都の美観―ミース伯爵によるオープン・スペースの整備)
第3部 国家との関係(福祉の分業の隘路―ロンドン慈善組織協会と「リスペクタブルな」失業者;チャリティでも、社会主義でもなく―全国預金友愛会組合と老齢年金;変容する福祉実践の場と主体―第一次世界大戦期における別居手当と家族手当構想)
ボランタリー・セクターと国家の現在

著者等紹介

岡村東洋光[オカムラトヨミツ]
1947年生まれ。九州大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、九州産業大学経済学部教授(博士、経済学)

高田実[タカダミノル]
1958年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、下関市立大学経済学部教授(文学修士)

金澤周作[カナザワシュウサク]
1972年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、京都大学大学院文学研究科准教授(博士、文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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