内容説明
情報化が進んだ次の社会の未来像を探る。日本がすすむべき社会は、情報の量から質へ視点を転換し、新しい価値の創造を目指す「Japan Cool」です。それは「山椒は小粒でもピリリと辛い」、「大国でなくても世界から存在を認められ、尊敬されるような国」です。c‐Japanのcはcool(格好いい)のcであり、culture,creativity,collaboration,content,consumerなどさまざまな意味を含んでいます。この新しいビジョンとはどんなものかをいろいろな角度から探ります。
目次
第1章 c‐Japanのcはcultureのc(情報発信と文化の交流;必要な情報文化力 ほか)
第2章 c‐Japanのcはcontentのc(c‐Japanの成果;劣化しないデジタル・データ ほか)
第3章 c‐Japanのcはconsumer,citizenのc(消費者が創り出すメディア;「君も映画監督になれる」 ほか)
第4章 c‐Japanのcは、Cyber Scienceのc(CSIプロジェクト;変わる天文学の研究法 ほか)
著者等紹介
曽根原登[ソネハラノボル]
工学博士。信州安曇野生まれ。信州大学大学院工学研究科修了。日本電信電話公社横須賀通信研究所、ATR視聴覚機構研究所認知機構研究室主幹、NTTヒューマンインタフェース研究所映像処理研究部GL・主幹、NTTサイバースペース研究所部長、NTTサイバーソリューション主席研究員、東京工業大学大学院理工学研究科連携教授を経て、国立情報学研究所情報社会相関研究系教授
東倉洋一[トウクラヨウイチ]
工学博士。三重県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。日本電信電話公社(現NTT)武蔵野電気通信研究所、ATR人間情報通信研究所社長、NTT先端技術総合研究所所長を経て、国立情報学研究所教授・副所長。総合研究大学院大学情報学専攻教授。専門は人間情報学、音声情報処理、情報制度論。特に情報通信技術と人間・社会との今後のかかわりに興味。IEEE、アメリカ音響学会および電子情報通信学会フェロー。日本科学技術ジャーナリスト会議会員
小泉成史[コイズミセイシ]
東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。読売新聞、テレビ朝日などを経て、現在、フリージャーナリスト。金沢工業大学客員教授、慶應義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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