ジェンダーと教育

ジェンダーと教育

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  • サイズ A5判/ページ数 442p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784284302609
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C3336

目次

第1部 ジェンダー・パースペクティブと教育研究の出会い(ジェンダーが教育に問いかけたこと;女性教員「問題」論の構図;フェミニズム教育学;「ジェンダー・フリー」教育を再考する)
第2部 性別の社会化のしくみ(幼児期におけるジェンダー形成と子ども文化;アニメの国;ジェンダー・サブカルチャーのダイナミクス;ジェンダー化された身体を超えて;教育達成過程における家族の教育戦略)
第3部 学校教育におけるジェンダー形成(教室におけるジェンダーの形成;学校教育における“母”のメタファー;男女いっしょの体育は無理?;ジャンダー・トラック;教育達成のジェンダー構造)
第4部 ジェンダーの視点からの教育史(良妻賢母思想と公教育体制;高女教育の社会的機能;教育家族の成立;植民地教育とジェンダー)
第5部 新たな動き(理科好きな女子・男子を増やすために;男性のエンパワーメント?;ジェンダー・就労・再生産;「ギャル系」が意味するもの;少子化時代の育児戦略とジェンダー)

著者等紹介

木村涼子[キムラリョウコ]
1961年、愛媛県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科後期博士課程単位取得修了。大阪女子大学人間社会学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kei

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教育原理のレポートのためにななめ読み。教えると明示されていないにも関わらず、学習される学習内容「隠されたカリキュラム」としてのジェンダー・メッセージや、自らが、場に内在化されたジェンダー規範にさらされる教員に関わる話題など、近代教育におけるジェンダー関連の話題を包括的に編んである。家庭環境や学力によって「男女平等に開かれた社会」への進出を志向する女子生徒と、自分の学力が「低い」と思うために「女性らしい」職業を志向する生徒の分断などが心に残った。2011/12/21

鵜殿篤

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「ジェンダーと教育」をテーマとした研究の2009年時点での到達点を示すアンソロジー集です。膨大な関連研究のうちから代表的な23の文章を抜粋し、5つのテーマに配分して編集しています。【感想】本書は2009年時点での達成点を示すものではあって、それから10年経った現在では、本来なら情勢は変化していなければならないはずだ。が、残念ながら、本書はまだまだ有効なのだった。2019/05/31

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