出版社内容情報
ヴィクトリカと一弥、奇跡の名コンビが、全米を揺るがす大活躍!?舞台はニューヨーク! 超頭脳“知恵の泉”を持つヴィクトリカは探偵事務所を開くが、そこに闇社会のボスから危険な依頼が舞い込み――。新展開を迎えた、ダークでキュートな大人気ミステリシリーズ、待望の文庫化!
桜庭 一樹[サクラバ カズキ]
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。08年『私の男』で第138回直木賞受賞。
内容説明
世界一キュートで博覧強記な名探偵、でも相棒の一弥に迷惑かけまくり…のヴィクトリカがニューヨークにやってきた!禁酒法下の街にはジャズの音色が響き、危険な銃声も轟く。ヴィクトリカはさっそく探偵事務所をオープンし、一弥は新聞記者に。だがある日、闇社会の男からギャング連続殺人事件の捜査を頼まれたことから、2人は全米を揺るがす大陰謀に巻きこまれて―!?No.1ゴシックミステリシリーズ。新章、開幕!
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受ける。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
100
2018年275冊め。シリーズ前作は未読であるが、読む分には問題はなかった。ただ彼らの過去や嵐のエピソードが気になるので後程遡って読んでみようと思う。ミステリに関してはトリックやロジックを求めてはいけないのかもというレベル。雰囲気を楽しもう。2018/07/07
もも
56
文庫化待ってました。おかえりなさいヴィクトリカ!前のシリーズ『旧大陸シリーズ』を読んでいたので、久々のヴィクトリカと久城のやり取りが懐かしくもあり、また感慨深いものでした。舞台は新大陸に移り変わり、『二度目の嵐』を切り抜け平和な生活を始めた二人でしたが…。やはり事件は放っておいてくれないようです。ギャング連続殺人事件から、事態を予想もしない大きな陰謀へ。新シリーズ開始の為かミステリー度は軽め。旧シリーズを読んでいない人でも楽しめる物語になっています。最後気になる展開でした。次巻も楽しみです。2016/11/13
hnzwd
53
GOSICK新大陸編第一弾。探偵事務所と新聞社で働く二人がギャング連続殺人の謎に迫る。旧作読んでなくても楽しめる作りになってますが、こうなるまでの色々を感じるためにはやはり旧大陸編も読まないと、という感じです。殺人事件の謎を解く話ですが、、ミステリではないですねぇ。。面白いのは間違いないんですが。2016/11/05
た〜
44
お待ちかねの文庫化。でもなんか話がゴタゴタした感じで知恵の泉の凄みが感じられないのが残念。ヴィクトリカと一弥の凸凹感は相変わらずで安心2016/09/26
星野流人
38
2度目の嵐を超え、新大陸へと渡ってきた久城とヴィクトリカの物語。久城は新米新聞記者、ヴィクトリカは私立探偵としてニューヨークでの新生活を始めていました。しかしヴィクトリカの元にギャングからの依頼が舞い込んできたことで、ニューヨークをあちこち飛び交う大捜査に乗り出すことに。大人になった久城とヴィクトリカが、ソヴュールにいた頃とまったく同じようなやり取りをしていて良かったです。ミステリとしても、始めは小さな事件だったものが最後には新大陸を揺るがしかねない事件へと繋がっていき、ハラハラさせられました。2021/07/14