顔をなくした数学者―数学つれづれ

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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000052177
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

内容説明

微分幾何および複素多様体の研究で、世界的な業績を挙げた小林昭七氏の初のエッセイ集。「数学つれづれ」と題して書き留められた小片は、著者急逝のため、けっきょく完成を待たず遺稿となった。数学者の実像や数学記号がどんなふうに生まれたか、また「数学の美」とは何かといったエッセイからは、数学および数学者に対する著者の深い思いが伝わってくる。

目次

1 数学つれづれ(純粋と応用;数学の美を感じさせる証明 ほか)2 数学史余聞(数学一家;数学者の名と顔 ほか)
3 ギリシャ数学の魅力(古代ギリシャ数学をたずねて;リンカーン大統領とユークリッド ほか)
4 数学と教育(数学サークル;国際数学者会議(ICM) ほか)

著者等紹介

小林昭七[コバヤシショウシチ]
1932年甲府生まれ。1953年東京大学理学部数学科卒。1960年より94年の退職まで、米国カリフォルニア大学バークレー校の数学科で教鞭をとる。その後も同大学院教授、および慶應義塾大学等の客員教授として、微分幾何学の研究および教育に従事。2012年8月29日心不全のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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