内容説明
結婚を契機として生じる姻族の関係は時間の経過につれてどう変化するのか。結婚する女性をめぐる問題。
目次
第1部 「縁組理論」と縁組のさまざまなかたち(女性・男性・こどもの交換―「基本構造」との関連で;身内がヨメにくると―アラブ社会の父方平行イトコ婚をめぐって;韓国家族における嫁と姑;若狭地方における里帰り慣行と主婦権 ほか)
第2部 歴史のなかの縁組(通過儀礼から見た子どもの帰属―平安中期を中心にして;法的側面から見た江戸時代の嫁と舅姑―服忌令と女訓書をめぐって;江戸時代大坂町方における女性相続人について;「家」婚入者の家族役割経歴―「嫁‐姑関係」再考 ほか)