講座 環境社会学〈第3巻〉自然環境と環境文化

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641071940
  • NDC分類 519
  • Cコード C1336

出版社内容情報

私達が自明視している自然観・文化観にフィールド研究に基づく論考は問いを投げかける。
人間がその生活の中で見つめた「自然」と,人間の思考・価値観の表現としての「文化」
――両者と人間のそれぞれの関係性を,「複眼」を備えた社会学的視点から鋭く,深く記述する。

   《主な目次》
第1章 人間にとっての自然――自然保護論の再検討=鳥越皓之
第2章 コモンズの社会学――自然環境の所有・利用・管理をめぐって=宮内泰介
第3章 漁撈と環境保全――琵琶湖の殺生禁断と漁業権をめぐる心性の歴史から探る=嘉田由紀子・橋本道範
第4章 森林保全とその担い手=柿澤宏昭
第5章 農業における環境破壊と環境創造=徳野貞雄
第6章 有機農業運動の可能性=青木辰司
第7章 景観とナショナル・トラスト――景観は所有できるか=堀川三郎
第8章 歴史的環境の保全と地域社会の再構築=野田浩資
第9章 レジャー開発と地域再生への模索=松村和則
第10章 自然と文化の環境計画――「半栽培」と「放置管理」の思想=古川 彰

内容説明

本書は、人間と、自然環境および文化・歴史環境とのさまざまなかかわり方を明らかにしている。人間が生活のなかで見つめた「自然」と、人間の思考、価値観の表現としての「文化」―フィールド研究に裏づけられた各章の論考は、平板な「環境」観に問い直しをせまる。

目次

第1章 人間にとっての自然―自然保護論の再検討
第2章 コモンズの社会学―自然環境の所有・利用・管理をめぐって
第3章 漁撈と環境保全―琵琶湖の殺生禁断と漁業権をめぐる心性の歴史から探る
第4章 森林保全とその担い手
第5章 農業における環境破壊と環境創造
第6章 有機農業運動の可能性
第7章 景観とナショナル・トラスト―景観は所有できるか
第8章 歴史的環境の保全と地域社会の再構築
第9章 レジャー開発と地域再生への模索
第10章 自然と文化の環境計画―「半栽培」と「放置管理」の思想

著者等紹介

鳥越皓之[トリゴエヒロユキ]
1944年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。現在、筑波大学社会科学系教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。