出版社内容情報
【内容】
20世紀最大の思想家に挑んだ日本人
近代の日本哲学を発展させた和辻哲郎、九鬼周造、田辺元はともに、20世紀最大の思想家であるハイデッガーに強い関心を寄せていた。その思想との対決、批判的継承を通じて、彼ら日本人哲学者がいかに自らの思想を構築したかを解明する。
【目次】
プロローグ
1 和辻哲郎とハイデッガー
1 ハイデッガーの「存在の問い」
2 和辻の実践的関心と現象学批判
3 人間存在をめぐる対決
2 九鬼周造とハイデッガー
4 解釈と実存
5 様相概念の倫理的次元
3 田辺元とハイデッガー
6 田辺の絶対弁証法とハイデッガーの
解釈学的現象学
7 種の論理とハイデッガーの実存思想
8 懺悔道と存在の思索
エピローグ
注/あとがき/人名・事項索引
内容説明
近代の日本哲学を発展させた和辻哲郎、九鬼周造、田辺元はともにハイデッガーに強い関心を寄せていた。本書では、彼ら日本人哲学者の思想を、ハイデッガー思想との対決、批判的継承という観点から解明する。
目次
第1部 和辻哲郎とハイデッガー(ハイデッガーの「存在の問い」;和辻の実践的関心と現象学批判;人間存在をめぐる対決)
第2部 九鬼周造とハイデッガー(解釈と実存;様相概念の倫理的次元)
第3部 田辺元とハイデッガー(田辺の絶対弁証法とハイデッガーの解釈学的現象学;種の論理とハイデッガーの実存思想;懴悔道と存在の思索)
著者等紹介
嶺秀樹[ミネヒデキ]
1950年福井県生まれ。1974年京都大学文学部哲学科卒業。1979年京都大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻博士課程修了。1983年テュービンゲン大学哲学博士。現在、関西学院大学文学部教授
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