内容説明
「民」という字の本当の意味は?「料理」は中国人に通じない?「銀行」は何語?「熊の掌」はうまいのか?などなど、長年代々木ゼミナールで大人気漢文講義を続けてきた著者が、食の話、糞尿譚、残酷誌など豊富なエピソードで、一見小難しい漢文を楽に楽しく読み解く方法を伝授。
目次
第1部 字と句の部(漢字をカンジてみよう;なにか誤用はありませんか;中国の街角で)
第2部 文と詩の話(故事成語こぼれ話;迷(名)君珍臣列伝
漢文食いっ話、飲みっ話
中国糞尿譚 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひよピパパ
3
その名の通り漢文についての「楽」しい読み物。冒頭字句の解説が並び退屈だが、第二部の文と詩の部は、様々な文献を読むことができて面白い。漢文話のネタを多く提供してくれる。2018/07/15
けん
1
(図書館本)代ゼミで出ていた「多久の漢文王国」からは、大幅に改訂しているらしいので、代ゼミの多久先生を感じ取りたかった僕としては、それが残念だった。精読せず、流し読みだったが、内容は悪くなかったと思う。2017/02/23
あみか
0
漢文から中国文化に親しむには最適な本。 それにしてもここに記された中国という国の残酷さは異様なほど。2021/05/03