老子・荘子が「老荘思想」を語り尽くす一冊

本書は、老荘関係書物の中のいわゆる「口義本」が日本に根付く経緯を詳細に跡づけた。

本書は、林羅山という儒者と『老子』との接点に着目し、老荘思想と儒教との交渉という観点から、日本の近世における老荘思想の受容に関して考察した。

上善は水の若し、杞憂、足るを知る、無用の用...老子や荘子に代表される道家思想は二千年以上もの間、人々に豊かな人生を示し、不透明な時代の指針となってきた。とはいえ現 ...

二〇〇九年一月、ほぼ完本の『老子』竹簡群が、北京大学に運び込まれた。これは、墳墓から盗掘され香港の骨董店を経由して海外に流出するところを、大学関係者が買い取り、 ...

老荘思想の歴史をたどり、儒教・道教・仏教とも比較しながら、その特質と現代的意義をさまざまな角度から追究。さらに、キーワードおよび参考文献をくわしく解説する。