内容説明
江戸時代の和時計、からくり人形の仕組みを図解した『機巧図彙』は、日本が世界に誇る機械技術の啓蒙書である!三種類の和時計と九種類の座敷からくりが掲載され、多数の詳細な部品図とともに、その製作方法が解説されている。読者はどのような仕組みでからくりが機能するかを理解できるだけでなく、そのからくりを自作することも可能だ。西洋のオートマタ(自動装置)に匹敵する東洋のからくり技術を紹介した本書は、国際的にも貴重な文献として高く評価されている。まさに人と共存する独自のロボット文化を育んだ原点がここにある!
目次
はじめに 江戸時代のからくり文化と日本的ロボット(三都で刊行された人気の書;天文学者であり、からくりも作った著者 ほか)
機巧図彙 首巻(柱時計;櫓時計 ほか)
機巧図彙 上巻(茶運人形;五段返 ほか)
機巧図彙 下巻(龍門瀧;鼓笛児童 ほか)
挑戦される方のために 座敷からくりを作る(茶運び人形;段返り人形 ほか)
著者等紹介
村上和夫[ムラカミカズオ]
1948年生まれ。フリーライター。からくりの東西文化比較をテーマに、からくりやロボット関連の雑誌・図録の記事の執筆、書籍の編集などに携わり、各種講演会、放送大学特別講座などに出演。2012年に『機巧図彙』の全文を英訳・注釈した“Japanese Automata‐Karakuri Zui:An Eighteenth Century Japanese Manual of Automatic Mechanical Devices”を出版し、「2013ニューヨーク・ブックフェスティバル」に入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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