講談社基礎物理学シリーズ
現代物理学の世界―トップ研究者からのメッセージ

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784061572119
  • NDC分類 420
  • Cコード C3342

出版社内容情報

誰もが認める一線の物理学者が、いま現在の最先端研究の紹介をしつつ、研究への思い入れや、それにまつわる経験および研究の面白さを語ります。大学生が将来を考える指針として、また、最先端の物理学を知るための本として、これまでにない1冊です。

第1部 物質の根源
1 素粒子の統一理論 川合光
2 ニュートリノ地球科学 鈴木厚人
3 クォーク・グルーオン・プラズマ 初田哲男
4 CP対称性の破れと質量の起源 高崎史彦
5 格子量子色力学と計算素粒子物理学 宇川彰
第2部 物質科学の探究
6 ボース‐アインシュタイン凝縮 上田正仁
7 高温超伝導フィーバーとこれから 北澤宏一
8 高強度レーザー物理学 植田憲一
9 統計物理学 早川尚男
10 ソフトマター物理学 太田隆夫
第3部 未知なる世界の開拓
11 非平衡開放系の物理学 吉川研一
12 不規則系物理学 八尾誠
13 経済学における物理学的方法 西村和雄
第4部 宇宙の過去・未来の探究
14 天文学と物理学 二間瀬敏史
15 ダークエネルギー 須藤靖
16 初期宇宙論 横山順一
17 ニュートリノ物理 中家剛
第5部 量子応用技術の創造
18 量子テレポーテーション 古澤明
19 核融合プラズマ 伊藤早苗


二宮 正夫[ニノミヤ マサオ]
編集

目次

第1部 物質の根源(素粒子の統一理論;ニュートリノ地球科学 ほか)
第2部 物質科学の探究(ボース‐アインシュタイン凝縮;高温超伝導フィーバーとこれから ほか)
第3部 未知なる世界の開拓(非平衡開放系の物理学;不規則系物理学 ほか)
第4部 宇宙の過去・未来の探究(天文学と物理学;ダークエネルギー ほか)
第5部 量子応用技術の創造(量子テレポーテーション;核融合プラズマ)

著者等紹介

二宮正夫[ニノミヤマサオ]
1944年生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。理学博士。京都大学基礎物理学研究所を退官後、現在、岡山光量子科学研究所所長、京都大学名誉教授。前日本物理学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつど@理工

3
でこぼこさんのお勧め本。この本にのっている物理の最先端は多分人気も多いし競争率高くてなかなかそういう研究につけないかも。原子力の分野の人気は今どうなってるのかな。廃炉にするのにも更なる研究と優秀な研究者が必要なんだけど。2013/08/30

よく読む

1
素粒子、物性、量子などの第一線で研究する19人が自身の研究内容、研究人生を振り返った感想、学生への期待を綴る。数式も少ない。進振り前の教養学部生が読むべき本。人によって文章の上手さは大いに異なるが、荒っぽく現在の物理を知ることができる。スイスの研究室にあったのを読んだ。個人的には、みな幼少期から物理学者になるのを疑わなかったとは話しており、みな子ども心を失わずに年をとり研究していたのだと感じた。アイドルか歌手に似てる。スイスの研究室にあったのを読んだ。2015/11/23

仮定体

1
高温超伝導初期の駆け引きやら、アインシュタインの「間違い」とされる宇宙項になにやら意味がありげな様子やら、人類が歩み始めた科学の道はまだほんの入り口にすぎないことが分かる。と同時に一歩一歩確かめながら進む多くの研究者のおかげで進歩がある。 これらの研究成果がいつか、人類すべての本当の幸福につながるよう祈る。 くだらない争いごとをしている場合ではないぞ。2014/02/23

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