出版社内容情報
3.11以降,放射能の人への影響として,内部被曝を考えることが重要視されている.この内部被曝とは何か,またなぜ起こるのか.さらに内部被曝は,その影響の度合いについて様々な見解があるのはなぜか.いまの状況にいたるまでの軌跡をたどりながら,その問題点を明らかにする.
内容説明
東日本大震災以降、放射能による問題として重要視されている内部被曝とは何か。さらに人体への影響の度合いに、様々な見解があるのはなぜか。いまの状況にいたるまでの軌跡をたどりながら、その問題点をわかりやすく解説する。
目次
第1章 被曝直後の福島を訪れて
第2章 内部被曝のメカニズムと恐ろしさ
第3章 誰が放射能のリスクを決めてきたのか
第4章 なぜ内部被曝は小さく見積もられてきたのか
第5章 放射線被曝に、どのように立ち向かうのか
著者等紹介
矢ヶ崎克馬[ヤガサキカツマ]
1943年生まれ。広島大学大学院理学研究科博士課程単位取得満期退学。理学博士。専攻は物理。琉球大学理学部教授、理学部長などを経て、2009年3月、定年退職。琉球大学名誉教授。2003年より、原爆症認定集団訴訟で「内部被曝」について証言をする。東日本大震災以後は、福島ほか、全国各地で講演をしている
守田敏也[モリタトシヤ]
1959年生まれ。同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続け、社会的共通資本に関する研究を進めている。ナラ枯れ問題に深く関わり、京都の大文字山などで害虫防除も実施。東日本大震災以後は、広くネットで情報を発信し、関西をはじめ被災地でも講演を続けている。また、京都OHANAプロジェクトのメンバーとして、被災地に中古の自転車を整備して届ける活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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