内容説明
あなたも人知れず「偏頭痛」に悩んでいませんか?有史以来、人類の10人に1人が苦しんでいる偏頭痛。その苦しみは過去二千年にわたって語りつがれてきたが、その正体はいまなおほとんど解明されていない。頭痛ばかりではなく、吐き気、めまい、眠む気、腹痛、幻覚などのさまざまな症状があらわれるこの「究極の病い」の原因と治療法を、誰にでも思いあたる豊富な症例を分析してわかりやすくまとめた初めての本。
目次
序 偏頭痛の歴史
第1部 偏頭痛の経験(一般的偏頭痛;偏頭痛代理症;前兆と古典的偏頭痛;偏頭痛神経痛、片マヒ偏頭痛、眼筋マヒ偏頭痛、擬似偏頭痛;構造)
第2部 偏頭痛の発生(素因;周期性および発作性の偏頭痛;状況性偏頭痛;習慣性偏頭痛)
第3部 偏頭痛の基礎(発作における生理学的変化;生物学的アプローチ;心理学的アプローチ)
第4部 辺偏頭痛の治療(一般的な治療法;特殊な治療法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dolce-vita
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オリバー・サックスらしい患者ひとりひとりにがっつり向きあった内容。25年ほど前の著作で今の医学の現状とは少し違ってきているけどとても興味深い内容だった。2017/06/19
ハリネズミ
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偏頭痛がひどいので読みました。色々な原因があり医者は簡単に薬を出して終わりではなく患者に寄り添うことが一番の解決策との事。結局解決には至りませんでしたが、感情(不安や怒り)、ホルモン、疲れ、天候、食の乱れ色々な事が複雑に絡み合っている病気なんだと思った。頭痛日記を付けていても原因がはっきりわからないのは仕方がないかも。頭痛日記はある程度の傾向を見つけられれば良しとしよう。2020/01/12