ポピュラー・サイエンス
機密保持と化学―紀元前から現代まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 93p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785387297
  • NDC分類 430.2
  • Cコード C0043

内容説明

本書は、以前に東京大学教養学部の文科生対象に行った「物質化学」の講義で利用したプリントの中からいくつかを選び、それをもとに拡大増補したものです。ふさわしい文学作品や歴史文書などを導入部にすえて、以後の話を展開するようにしてあります。「機密保持」と「化学」は一見あまり関係したところがないようにも思えるのですが、「化学情報」そのものの「機密を守る」ことと、「機械情報」を保護する化学的な手法の両方を、多少とも欲張って含めたつもりです。

目次

1 ハトシェプスト女王とセネムトの逸話
2 『アガメムノン』(アイスキュロス)―篝火と狼煙
3 「頭皮の入れ墨」―ペルシャ戦役時代の秘密通信
4 「烏羽の表」
5 「草子(草紙)洗小町」
6 『平妖伝』と点金の術
7『カザノーヴァ回想録』
8 『黄金虫』(エドガー・アラン・ポオ)
9 大岡政談『天一坊実記』
10 『地中海』(小栗虫太郎)
11 蛍光性のインキ
12 最近のいささかナマグサイ話―科学(化学)研究における機密漏洩や不正行為

最近チェックした商品