内容説明
わが国近代音楽史上、最初の作曲家。伝統音楽に西洋音楽をとり入れ、「荒城の月」「箱根八里」「花」など、数多い歌曲・童謡の名曲に不朽の名残す。人生は短く芸術は長いすぐれた天分をもちながらも、ドイツ留学中、病に倒れ、帰国療養ののち24歳で早世した、短命なその生涯。いくたの新資料にもとづいて、天才芸術家を鮮やかに描く。
目次
1 滝家の人々
2 生立ち
3 竹田時代(高等小学時代)
4 音楽学校時代
5 研究科時代
6 留学時代
7 帰国・終焉
8 余録(滝家の系図;滝吉弘自筆の履歴書;滝廉太郎の履歴書の疑問;鈴木毅一の略歴;東くめ略歴;日出藩主木下家系図;岡城)
略年譜