出版社内容情報
手練の物理学者によるエッセイ集.身のまわりの物理現象を取り上げ,たくみな実験や観察を通して考えを巡らし,現象の本質を軽妙かつ洒脱に説き明かしていきます.味わい深い物理の散歩道を一緒に歩いてみませんか.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
29
力学や化学と物理をからめた話がおもしろい。第3部のように、音響・音声を通した言語学にも手を広げたエッセイ集。枠の形成が認識にとって最重要であり、言語も一種の「量子化」であるというのが新鮮。50年前の著作であるから、コンピュータの普及以前だが、情報処理のデジタル化もすでにここに述べられている。今の世界は、こうした過去の地道な探求の積み重ねの結果だとつくづく思う。2016/08/18
ぴーじぇい
1
図書館で借りて。日常を科学知識を用いて観察することの楽しさを知ることができた。特にキャスター、ラジオ勉強が面白かった。2巻以降も読む。2011/09/21