現代思想の源流のひとつとして現在も大きな影響を与えつづけている巨人バフチンの初期の代表作であるとともに言語哲学の基本文献。 目次 序論 ...

... 個人」の意味で使われる場合には、社会を構成する究極の単位ということになろう。この意味での< Individuum >は、じつは個人を社会に先行する原初的単位とみなす社会契約説と不可分に結びついていた ... マルクス主義と個人一個人と社会マルクス主義と個人.

現代の資本主義を考えるうえでマルクスの思想の再評価や見直しが進んでいる。弁証法的・史的唯物論、「共産党宣言」の基になる階級闘争、『資本論』の中心となる剰余価値な ...

唯物史観における社会心理学的現象の脱落と、マルクス主義における個人の大切さの位置づけの不足とが、指摘されているのは、とくにわれわれの興味をひく。前記の秘密演説でも、スターリンの個人的性情が非難されているくらいであるから、パーソナリティの ...

... 個人農というものは存在しない。商品連関を以って多くの生産資材,流通加工部門の企業組織と提携するとともに,個人農の協同組合的結合が,流通・信用面,技術発展において,個人農を補強している。マルクス主義の大経営優越論については,我が国でも河西太一郎 ...

... マルクス主義の理論的基盤は、彼の議論と論文の標的であった。これらには、個人崇拝とイデオロギー自体の問題、およびマルクス主義の理論とヒューマニズムと改良主義的社会主義の傾向に対する経験主義の影響が含まれ、ヨーロッパの共産党の違いとして示 ...

... マルクス主義と個人ハル刊若きマルクスの思想の発見は、マルクス主義にとって基礎的でありなか閑却されていた個人の問題、哲学的人間学の問題に光をあてるとともに、マルクスの思想の全体をくまなく照射することによって、そこにもられたゆたかさと本質的 ...

... 個人の才能や活動能力および生活諸条件の諸相違から生じる不平等が存在している、というよりは、個人的相違を超える階級的相違が存在しないが故に個人間の不平等がいっそう際立ってくるような、そういう社会なのである。そして、マルクスが大いに強調して ...