世界の名前(岩波新書 新赤版 1598)
内容
目次
はじめに 1 古代のひとびと 月に守られた者 古代インド 古代東西文明の狭間で 古代アナトリア(ヒッタイト) 王の名は決意表明 古代エジプト 名付けの力、名への畏れ 古代ヘブライ語 「名は体を表す」か? 古代ギリシア 一五人のプトレマイオス王 古代マケドニア 決闘で首飾りを奪うと 古代ローマ 2 名前の仕組みと形 真ん中は「クッション名」 ベトナム 頭は短く尻尾は長く カンボジア ちょうどいい長さ チベット 名前よりも大事な出身地 スリランカ・シンハラ人 意外に「国際的」な名前 アルメニア カミカゼ通り グルジア語 スウェーデンの「ソン・ネーム」 スウェーデン マイケルス・ジャクソンス? ラトビア語 旧大陸の長い姓 ポルトガル語 物語を紡ぐ名前 バルカン半島 なぜ姓・名の順なのか ハンガリー語 チェコ語の姓の不思議 チェコ 何でもあり? ウクライナ 名前が語る家族史 マダガスカル 3 姓はどこから? 姓ができない事情 ビルマ語 大統領の名前を読む インドネシア モンゴル人の名前に関する生態学 モンゴル語 本人・父・祖父をつなぐ アラビア語 姓が創られたとき ト ル コ 原風景を抱く フィンランド語 父祖のルーツを物語る名字 アイルランド ベーコンさんと脂肪さんの結婚 オランダ語 さすが、職人の国 ド イ ツ 大西洋の東と西 フランスとケベック エミール・ゾラの曽孫たち フランス 何と妙な名字か! スペイン 大統領の名字の話 スロヴァキア 名字と語尾ナショナリズム ベラルーシ 姓はどこにも住まない セネガル、ウォロフ語 4 歴史を遡る 数千年の歴史が溶け込む エジプト 「地の果て」に咲く人名の花 モロッコ 教皇はどのようにして名前を選ぶか ローマ教皇 ビザンツはローマより出でて…… ビザンツ帝国 東も西も 昔も今も ブルガリア 遊牧・イスラーム・ソ連の響き カザフスタン 名前に翻弄される主人公 中世フランス文学 ドナルドの息子、マクドナルド スコットランド 神格化された指導者たち アステカとトルテカ 王の名の使い道 インカ帝国 5 名付けの想い 犬も食わない名前 現代中国 ウイグル人の名付けと祈り ウイグル語 お隣さんの名前を知らないの? ラ オ 語 ふたつの名前 ベンガル語 英傑と偉人と イ ラ ン アフガニスタンの響き パシュトー語 代々繰り返された名前 デンマーク 古き良き名を求めて ノルウェー 中世以来の伝統と個人主義 アイスランド 禁じられた名前 イタリア メッセージ性を尊ぶ ブラック・アフリカの鳥瞰 名前は記録する ウガンダ、ニョロ語 名前は生まれ変わる ガ ー ナ 息子に「おばあちゃん」 カナダ、イヌイット 6 いくつもの名前、変わる名前 似ていてはいけない アイヌ語 内側の名前 ウイルタ語 君の家の名は? 琉 球 語 三種類の名前の言い方 タ イ 語 まずは通り名で イ ン ド 変わる名前、変える名前 パキスタン 新しいユダヤ人になる イスラエル 自分の名前を名乗れる幸せ カタルーニャ語 欧州的、バスク語的、?的…… バ ス ク 人と人生を物語る名前 アメリカ先住民 人種差別のトラウマ アメリカ 見えるルーツ、見えないルーツ ラテンアメリカ 7 歴史の中の名前 「謎の名前」から「中国化」へ マンジュ(満洲)人 名前になにがあるの シェイクスピア劇 南アフリカに息づくフランスの名前 アフリカーンス語 剝奪から混淆へ カリブ海諸島 寂しい大王 ハ ワ イ 名は歴史を表す ギリシア 「ドストエフスキー」から見えるもの ロ シ ア 宿命を伝える名前 アルバニア それでも皇帝の名前は光り輝く エチオピア 王と貴族と平民と イギリス 8 多言語社会では あなたの漢字は何ですか 韓国・朝鮮 本名は誰も知らない 香 港 半世紀前の多言語空間を闊達に生きる 台湾プユマ族 ローマ字表記は時代とともに? シンガポール ネパール語の浸透と民族差 ネパール 君主の署名 ベルギー 9 名前にまつわる習俗 「名前の日」とお国ぶり ルーマニア 名乗りに示されるもの マ リ カーターとゴアの本名は? アメリカ 一つの言葉 パプアニューギニア 名前と土地の深い関係 ヴァヌアツ 10 神話・伝承の中の名前 アトリ仙の名乗り インド神話 「オイディプス」の謎 ギリシア・ローマ神話 北欧神話の大神オージンの異名 中世アイスランド語 アイノの日 カレワラ 暦と神々 マヤ・アステカ 神話に由来する名前 オーストラリア 想像世界の名前の理屈 『指輪物語』
カート
カートに商品は入っていません。